マンションの柱は鉄筋コンクリート造が一般的です。
このような柱では、縦に伸びた鉄筋（主筋）を囲むように水平方向に「帯筋（一部に高強度せん断補強筋を使用）」と呼ばれる鉄筋が巻き付けられます。 これらがコンクリートの拘束性を高め、地震時に受ける力に対して強い柱を作り、地震時の主筋の折れ曲がりを防止しています。

壁には、柱や梁とともに、建物をしっかり支える耐力壁とそれ以外の非耐力壁があります。耐力・非耐力壁ともに鉄筋を二列配置のダブル配筋にするなどして、建物の耐震性を高めています。

キッチンなどでガスの使用時に地震が起きると、火災などの二次災害を引き起こす恐れがあります。 マイコンガスメーターは、震度5相当以上の地震があった場合に揺れを感知し、自動的にガスを遮断する機能を持っています。

地震を感知したときに、自動的に最寄の階でエレベーターが停止するシステム。

躯体を構成すると同時に鉄筋を守るコンクリートの品質は、建物の寿命を左右する大切な要素。耐久性を考慮したコンクリートを使用しています。

1m²で約2,400〜3,000トンの圧力に耐えられる強度、24〜30ニュートン（N/mm²）のコンクリート強度を、設計基準としています。

コンクリート中に含まれる水をセメントの55％以下になるよう配合。ひび割れを少なくしています。

かぶり厚とは、鉄筋を覆うコンクリートの厚み。元々アルカリ性のコンクリートは空気中の炭酸ガスの影響で徐々に中性化し、その進行が内部に達すると鉄筋の腐食が始まります。つまり、コンクリートは厚いほど中性化しにくく、長く内部の鉄筋を守り続けることが可能。

コンクリートとセラミック炭ボードの間に約15mmの断熱材（発泡ウレタン）をプラス。外気の熱や寒さといった外部環境の影響を受けにくい構造としました。

住戸間の床スラブ厚は約250〜275mmを確保。また、一部住戸に床スラブの内部にパイプを入れて強度を保つボイドスラブ工法（一部在来スラブ）を採用。天井を小梁で支える必要がなくなるので、天井部分がスッキリとし、上部から圧迫感のない、伸びやかな室内空間が実現します。

各住戸の玄関ドアには、1,000億通りものパターンと複雑な構造により、ピッキングを防止するディンプルシリンダーキーを上下2ヶ所に装備。防犯性能を高めています。また、リバーシブルタイプなのでカギの向きを気にせず、施錠・開錠が操作できます。

インターネット機能付きの携帯電話により、異常発生をメールで確認できたり、外出先から警戒モードのセット・リセットができるIT時代のホームセキュリティです。

瑕疵とは住まいの欠陥のことで、新築住宅は築後10年間、基本構造部分（柱や梁など構造体力上主要な部分および雨漏りを防ぐ部分）に対して万一欠陥があった場合、売主がその補修費用や欠陥によって生じた損害を賠償する保証が「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により義務づけられています。これにより消費者は安心して良質な住宅を購入できるようになりました。

これまで、瑕疵担保責任が義務づけられていても、その10年間の間に売主が倒産した場合は、欠陥があっても購入者が自費で補修しなくてはなりませんでした。そのため平成21年10月1日より施行される「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」により、売主の保険加入が義務づけられました。 これにより万一売主が倒産しても、購入者の保証は確保されるためさらに安心です。「アバンエスパス智恵光院」では、義務化の前にいち早く加入しています。

新築直後の家に入ると、頭痛や目がチカチカするなど、問題視されるシックハウス症候群の原因となるVOC（揮 発性有機化合物）（注1）を削減。木材の小片を再結合したパーティクルボード、細かくした木に接着剤を混ぜ て固めたMDF、合板、複合フローリング、集成材など、木を使った建材は、低ホルムアルデヒド仕様で統一。 仕上材だけでなく下地材にいたるまで、すべてJIS/JAS規格で最高ランクの「F☆☆☆☆」（注2）です。

すべての人に使いやすいユニバーサルデザインを採用したフジテック社製エレベーターを導入。見やすく操作のしや すい液晶ディスプレイをはじめ、先進の除菌イオン発生装置を搭載し、エレベーター内のアレルゲンやカビ菌、ウイルスを不活性化します。

住戸内のクロス接着剤には、ホルムアルデヒド（注3）をまったく含まないゼロホルマリンタイプのものを使用しています。

キッチンから浴室まで、暮らしのすべての水を活水化するパノックスの磁気活水処理装置を設置。磁力による活 水システムのため電力を必要とせずフィルターの交換も不要。薬品を一切使用しないため人体にも安心です。

給気口を各居室に設置し、窓を閉めた状態でも全室同時に微風換気の行える24時間換気システムを採用。新鮮な 空気をお届けするとともに、湿気や汚れた空気を排出して、ダニやカビの発生を抑えます。

セラミック炭ボードは、イー・スペース株式会社が開発した内装下地材で、タイガーハイクリンボードにセラミック炭を 混練した、室内環境に優しい下地材です。ホルムアルデヒドをはじめとする有毒有機ガスを吸着する、自社開発のセラミ ック炭ボードを全住戸の壁や天井下地材に使用。家具などから揮発されるホルムアルデヒドを吸着し、健康で心地よい室 内環境を保ちます。

地球温暖化や都市部で起こるヒートアイランド現象を軽減するのに効果的といわれているのが、建物の屋上 に植物を植える屋上緑化です。

なぜ緑化すると効果的かというと、植物は根から吸い上げた水分を葉から多く蒸散させます。このときに空 気中の熱を奪うため、周辺の気温を下げる効果があるのです。

また建物の屋上を植物で覆うことにより直射日光が建物に当たらないため、断熱性が高まり空調効率が高ま り省エネルギーにも役立ちます。このように屋上緑化は環境保護に大きく貢献できるのです。